NVIDIA 次世代アーキティクチャ Ampere RTX3050(仮)の可能性
最新の情報を元に書き直したものをこちらに 
新しく公開したのでよろしくお願します。
過去にNvidiaはSamsungにも依頼して製造したGPUが存在していますが今回は
そのプロセスルールについて説明していきます。
注目のTSMC
現在の最先端プロセスは7nmとなっていますが、7nmと言っても複数のバージョンが存在しており、初期の「N7」改良版の「N7P」EUVを下位4層に適応した「N7+」の3種類が存在しており、今回NvidiaはN7プロセスを使用してAmpereを製造するようです
(下位の107などはSamsungに委託する可能性も)
さて、この7nmプロセス。本来であれば10nmを本命として売り出す予定であったが顧客から注目されること事無かった為、TSMCが発表した7nmとの比較データーでは16nmと比較されており、16nmからクロックを維持したままなら65%省電力化、現在の消費電力をそのままに性能向上(クロックアップ)する場合35~40%性能が向上する試算です。
注意:最大なので実際はこの数字通りに行くとは限りません
今回は話題となっている推測中の次世代製品 Ampereで余り触れられる事の無い。ローエンドのグラフィックボードについて
TSMCの試算を元に予想(個人的)したいと思います。
まず、現行のturingアーキティクチャで製造されるGTX1650です。
このGTX1650ではTU107というコアを搭載しています。
| / | GTX1650 | GTX1650S | RTX3050? | 
| アーキティクチャ | Turing | Turing | Ampere | 
| コア名 | TU107 | TU106 | AM107? | 
| コア数 | 896 | 1280 | 1280以上? | 
| VRAM |  GDDR5/ GDDR6 4GB  | GDDR6 4GB | GDDR6 6GB? | 
| プロセス | 12nm | 12nm | 7nm? | 
TU107はNVIDIAがTSMCへ特注した12nm (12FFN)で製造されており、先代GTX1050Tiと比べ約1.8倍の性能向上を果たしており、更に2020年からはチラホラとGDDR6メモリを搭載した物も増えてきましたが、やはりフルHD鉄板であったGTX1060 6GBには未だに及びません・・・
とは言え希望はあります。それはNVIDIAが発表したGTX1650Superです。
GTX1650SはGTX1060 6GB(TDP120W)の性能をTDP100Wで超えました
これにはSuperシリーズを展開したNVIDIAには感謝です。
それはなぜか?NVIDIAは可能性の一つとして次世代の50シリーズがGTX1650Sの性能を超えるか可能性を示しました。
この可能性は次世代アーキティクチャ Ampereが使用するTSMCの7nmプロセスがもたらす省電力性によるものです。
GTX1650SはTDP100Wですが、7nm(N7)化で12nm(12FFN)比でも推定20~30%は消費電力が下がる可能性はあります、そうすれば補助電源無しによるGTX1060を打倒するパフォーマンスを手にすることも実現可能となります。
無論、プロセスだけでなくアーキティクチャの進化によるワットパフォーマンス(ワットあたりの性能比)の向上もあるため、更に性能を伸ばす可能性を秘めており、今後、参入するであろうintelやAMDと面白い争いが見られそうでうす。
この記事をシェアする