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FireFox 83.0 正式リリース 高速化や Apple silicon サポートへ

 11/17 FireFox から Ver 83.0 が正式にリリースされました。 主な改良として ・高速化     ページ読み込みで 15% 、ページ応答性で 12% 、メモリ使用量は 8%削減 されました。 (いずれも最大値です) ・HTTPS-only Mode     HTTPSのみのモードが登場、有効化することでより  安全性と信頼性 が向上しました。      また、有効化中で安全な接続でない場合は 警告が表示 されるようになりました。 ・apple silicon 対応 (Rosetta2)     Apple silicon搭載 Macに対応しました。      また、現在はRosetta2でエミュレートされていますが今後のリリースで apple silicon でのネイティブ動作に対応する予定です。 このように FireFox 83.0 では主な改良としては 高速化、安全性、Apple Silicon への対応となっています。 今回のアップデートでの高速化は主に JavaScriptエンジンである SpiderMonkey の大幅な改良によるものです。 これは先日、 Google Chrome も Java Script に手を入れることで高速化と省電力化に成功していましたが、今回 FireFox でも同様に手を入れたところからすると 長らく Java Script は Webブラウザ の大きなボトルネックだったのかもしれませんね・・・ このように近年稀に見る大幅な改善により快適なブラウザへ進化し続ける両者のシェアに変化は出るのか今後に注目です。 ソース:  Version 83.0, first offered to Release channel users on November 17, 2020  (Mozilla.org) リンク:  Chrome 87 ここ数年で最大の性能向上へ  CPU/メモリ使用量の削減やページ読み込み速度を 7%改善

Chrome 87 ここ数年で最大の性能向上へ  CPU/メモリ使用量の削減やページ読み込み速度を 7%改善

 11/18  Googleは Chrome 87 を正式に発表しました。 Googleの発表によるとパフォーマンスはここ数年で最大の性能向上を果たしたようです。 まず簡単に改善した内容として ・CPU / RAM 使用量の削減 ・バッテリー持ちの改善 ( 最大1.25倍 ) ・ページ読み込み速度の高速化 ( 最大7% ) ・Chrome起動速度の向上 ( 最大25% ) となっています。 より細かく説明していくと 従来の開いてるタブ全てを処理する方式から アクティブタブをより優先的  に処理することで CPU使用率を 最大5分の1 へ削減し、バッテリーライフを 最大1.25倍 へ改善しています。 ・「タブスロットリング」を使用することで バックグラウンドタブ の 頻繁なウェイクアップ 、使用しない タブ の レンダリングをしない ようにすることで  CPU使用率の改善をしています。(最大5分の1)  ※パフォーマンスへの影響を減らすため、 JavaScriptタイマー の ウェイクアップ を1分1回に制限している。 ・「オクルージョントラッキング」アクティブタブと非アクティブタブの区別が可能となり、リソースの最適化をすることで メモリ使用量を削減 (最大7%) したことにより  起動速度も最大25%改善  している。(この機能はwindowsでは初) ようやく Chrome も FireFox のように軽量化され始めたのでこの機会に Chrome へ戻ってみるのもよいのかもしれません。 ソース:  Final Chrome Release of 2020 Brings the “Largest Performance Gain in Years”  (wccftech.com) ソース:  A faster Chrome, for everything you need to get done  (Google Chrome) ソース:  Tab throttling and more performance improvements in Chrome M87 (Chrome blog)

Google Chrome v84 軽量化 延期へ

以前からメモリを大量消費していたchromeですが、このブログでも紹介した「 Google Chrome ついに軽量化へ 」ですがどうやら一筋縄ではいかなかったようです。 バグレポートによればセグメントヒープにより メモリの使用量が削減されるはず でしたが副作用としてCPUのリソースを大きく消費するようで再調整した上でリリースすることとなりました。 (Edge chromium版では成功してるようなのになんで・・・ ) そのため chrome ver.84には搭載されず延期となりましたがv85以降のバージョンで搭載されるようなので期待できますね。 いつの日か初期の頃のような軽快な動作をしてくれることを祈ります。 ソース: https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=1102281

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