Chrome 87 ここ数年で最大の性能向上へ  CPU/メモリ使用量の削減やページ読み込み速度を 7%改善

 11/18  Googleは Chrome 87 を正式に発表しました。


Googleの発表によるとパフォーマンスはここ数年で最大の性能向上を果たしたようです。


まず簡単に改善した内容として


・CPU / RAM 使用量の削減

・バッテリー持ちの改善 ( 最大1.25倍 )

・ページ読み込み速度の高速化 ( 最大7% )

・Chrome起動速度の向上 ( 最大25% )


となっています。

より細かく説明していくと


従来の開いてるタブ全てを処理する方式から アクティブタブをより優先的 に処理することで

CPU使用率を 最大5分の1 へ削減し、バッテリーライフを 最大1.25倍 へ改善しています。


・「タブスロットリング」を使用することで バックグラウンドタブ の 頻繁なウェイクアップ 、使用しない タブ の レンダリングをしない ようにすることで CPU使用率の改善をしています。(最大5分の1) ※パフォーマンスへの影響を減らすため、 JavaScriptタイマー の ウェイクアップ を1分1回に制限している。


・「オクルージョントラッキング」アクティブタブと非アクティブタブの区別が可能となり、リソースの最適化をすることで メモリ使用量を削減 (最大7%) したことにより 起動速度も最大25%改善 している。(この機能はwindowsでは初)



ようやく Chrome も FireFox のように軽量化され始めたのでこの機会に Chrome へ戻ってみるのもよいのかもしれません。


ソース: Final Chrome Release of 2020 Brings the “Largest Performance Gain in Years” (wccftech.com)

ソース: A faster Chrome, for everything you need to get done (Google Chrome)

ソース: Tab throttling and more performance improvements in Chrome M87 (Chrome blog)



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