Intel Arc グラフィック 中国で展開後、グローバルに販売 Arc 5、Arc 7は第3四半期へ
5/11 intel はソフトウェアの問題から、Arcグラフィックの販売を延期し、Arc5、Arc7は夏以降(Q3)に変更する。
intel は 日本時間 5月10日~12日に開催された Visi Onイベントにて、Arcファミリーの発売状況について説明しました。
Intelの LisaPearce は、デスクトップ向けGPU Arc 3 を第2四半期に中国市場のOEMにて展開、その後中国国内で単体グラフィックの販売、その後グローバルへシフトするとしており、これはモバイル向け Arc 3 をSamsungのみが販売したようにデスクトップ向けも中国からという、限定的な地域からグローバルへ拡大していくとしている。
これは、Intelが「需要と供給の観点から中国からとする」としているためである。
その後、グローバルにOEM、システムビルダーへ供給後、Arc5、Arc7を販売するとしているが具体的にいつ供給されるかは現時点では分からない。
どうも延期を繰り返していると見られるIntel GPU だが、のんびりしていると NVIDIAやAMDが次世代GPUを引っ提げてくる訳で、第一世代 ARCの立場はかなり怪しくなりそうだ。
だた、NVIDIA、AMD共にローエンド向けの発売は例年通りであれば来年(2023年)となる為ローエンドに限った話ならば、まだマシとなる。
モバイル向け Intel Arc 3 のパフォーマンスは現時点では検証が甘いものの NVIDIA RTX 3050 mobile と同等の性能を持つとされており、価格次第では NVIDIAやAMDの代替となりうる。
だが、これはあくまでローエンドのGPUを心待ちにしているユーザー達にだけ通じる話でありミドル~ハイエンドユーザーには「何それ?」となる。
此処からは個人的な意見だが、Alder Lake の先代 Rocket Lake が超短命に終わったようにIntelは Alchemist を短命に終わらせ、早期に Battlemage へ移行するのかもしれない。
中途半端な時期と性能を早期に更新するのは悪くは無いと思うが、せめて初代Arcには頑張ってもらいたいところ。
まあ、他社の良く分からない消費電力で登場するとされる次世代GPUへぶつけ、良好な消費電力を持ちつつ、一歩劣る性能に収まるような製品に期待したいところ。
(ところで日本にArc 3はちゃんと入ってくるのだろうか?入ってこないと筆者のグラボが天命を迎えてしまう...)
今後のIntelにも期待です。
ソース: Intel confirms desktop Arc will be China exclusive at launch (videocardz)
ソース: Intel: Desktop Arc A-Series Launch Now Staggers in to Q3'22 (anandtech)
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