intel Arc Aシリーズ正式発表 モバイル向けへ4月から順次投入へ
3月31日 Intel は Arc Aシリーズ GPUを正式発表した。
モバイル向けは4月から順次投入され、デスクトップはQ2 6月までに、ワークステーションはQ3 9月までに提供を開始する。
アーキティクチャは Xe-LP から電力効率を1.5倍向上、クロックも1.5倍へ向上した。
各スペック
例として intel Arc A350M はTGP 25W時の最大平均クロック 1150MHzを記録するとIntelは発表している。
これは各モデルごとの最低TGPが発揮する最大クロックの平均値であり、フルTGPでの最大クロックでは無い。
ここ最近(2022/04/08時点)のリークされている情報ではよく NVIDIA GTX1650 Mobile との比較が行われているが GTX 1650 Mobile は 35W~50Wであり、それらの比較が平等かと言われると若干の疑問が残る。
最初期に出た動画では、NVIDIA GeForce GTX1650 Mobile と Intel Arc A370M を比較している物が在る。
ここでの問題は、それぞれの TGP が揃っていないこと。
intel GPUは それぞれの最低TGPが発揮する最大クロックの平均値であり、フルTGPでの最大クロックでは無いことを再度確認した上で読み進めて頂きたい。
動画ではあたかもintel GPUが最大スペックで動作しているように見えるが、実際には Acer Nitro5 に搭載される GTX 1650 Mobile は 1650が発揮する本来のクロックよりも若干高い1800MHz前後で動作している。
これは各メーカーが努力して、最大限の性能を発揮し続けられるように設計されている証でもある。
恐らく短時間の間で在れば、ブーストクロックを活かし TGP 50W の枠を超えた状態で動作が可能と思われる。
これにより、平等とは言い辛い状態で行われたテストでは、あたかも性能が不足しているように見受けられる。
実際クロックは intel Arc A370M が1500MHzであり、GTX 1650 Mobile はシーンにもよるが、およそ200~300MHzほど差が生じており、フレームレートも低いのが現状だ。
ここで注意しなければならないのは intel Arc A370Mは最大1550MHzで止まるGPUでは無いことだ。 下位GPU である Intel Arc A350M ですら2200MHz 前後で動作している。
確かに Intel が公開した表だけでは誤解を招き易いものの、まだ伸びしろがあり、この程度かと言い優劣を決めるには少し早すぎる。
intel Arc グラフィック本来のスペックは遅延がなければ今後数週間の間に判明することなのだから今後の情報に注意しながら見守ることをオススメする。
(しかし Galaxy Book2 Proには A370M を搭載した製品が見つからないのは気のせい?)
今後のIntel GPUに期待です。
ソース: Intel Arc A350M GPU has finally been tested, slower than GTX 1650, up to 2.2 GHz clock (videocardz)
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