intel 2021年後半 からTSMCにCPU、GPUの一部製品を委託へ

 1/14 TSMC は 2021年以降のintel製品の一部を製造するとしています。


ソースによると、TSMC は 2021年後半 から intel Core i3 を N5(5nm)プロセス で製造する予定。(時期からしてAlder Lake??)

更に 2022年後半 から N3(3nm) プロセス にて ミッドレンジ、ハイエンドを含めたCPUの製造を委託するとのこと。(もしかすると Meteor Lake や Luna Lake か?)


intel は 以前に Xe-HPG GPU を外部委託すると発表しており、実際にどのファブを使用するかまでは明らかにしていませんでしたが、以前に製造委託していたTSMCを採用するようです。

当時の委託自体は TSMC へ Atom x3 C3000 シリーズ を 28nmプロセスで製造を依頼していた為

むしろ今回の情報自体に違和感はない。(むしろTSMCに劣るSamsungを使用する理由もないが・・・)


最先端プロセス競争が激化する中、遅延無制限の intel はいつリードを取り戻すのか、今後に注目です。



おまけ

intel 10nm(Cannon Lake?)と TSMC N7、N7+、N6のトランジスタ密度比較は以下の通り

メーカーintel 10nmTSMC N7TSMC N7+TSMC N6
トランジスタ密度(MTr / mm²)100.7696.5113.9114.2
最小メタルピッチ36nm40nm40nm?N/A


製造プロセスは密度が全てとは言いませんし、intel自身、配線層では最小36nmと良く頑張っていますが・・・

ここにTSMCの5nmプロセスを足すと「あ、察し」・・・

メーカーintel 10nmTSMC N5
トランジスタ密度(MTr / mm²)100.76173.1
最小メタルピッチ36nm30nm


自社生産では間に合わなくなったintelに明日はあるか?

今後のintelに注目です。 おわり。


ソース: TSMC to Kick off Mass Production of Intel CPUs in 2H21 as Intel Shifts its CPU Manufacturing Strategies, Says TrendForce (trendforce.com)

ソース: TSMC To Produce Intel Core i3 CPUs on 5nm Process Node in 2H 2021, 3nm Mainstream & High-End CPUs Enter Mass Production in 2H 2022 (wccftech.com)

ソース: TrendForce: TSMC to Mass-Produce Select Intel Products, CPUs Starting 2021 (techpowerup.com)


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