AMD Zen3 発表 Ryzen5000 series ついにintelを超える性能へ

 10/8 AMDは Ryzen5000 シリーズ(Zen3) を発表しました。


この Zen3 では主に

・IPCの向上

・レイテンシの向上(CCX)

・新7nmへの移行

とし、大幅な性能向上を果たしました。


・IPCの向上

まず、Zen3 では IPCを 19% 向上しました。

これは 「intel sunny cove の IPC 18% 向上」をも上回り、同時にシングルスレッドで intel i9 10900kを上回る性能を手にしました。

これにより、AMDは intel に対しシングル、マルチ 共に勝利することができました。

おめでとうAMD !!


・レイテンシの向上(CCX)

次に Zen3 では Zen2 までボトルネックとされていた CCX の改良に着手し、これまでCCXは 1ダイにつき2つで、それを2基で最大16コアとしていたところをCCXを1つにまとめ、1ダイで1つと改良した。

これにより、1コアが使えるキャッシュが増加し、レイテンシの改良に成功しました。


・新 7nmへ移行

TSMC N7からどの7nmプロセスに移行したかAMDはまだ発表していないため分かりませんが、N7P or N7+使用した場合、そのどちらにも intel 14nm+++ では実際の配線を比べても勝てない物となり、ついにintel は製造プロセスでも負けることになりました。(デスクトップCPUのみ)


このように大幅に性能を伸ばした Zen3 は果たして intel Roket Lakeすら凌駕する性能となるのでしょうか?

AMDの今後に期待です。


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