intel CPU 〇〇Lake乱立!?、プロセス遅延までの簡単な復習講座 [Haswell 22nm ~ Tiger Lake 10nm]

近年のintelはライバル企業であるAMD ( Advanced Micro Devices ) による快進撃により見る見るうちに疲弊、インテル入ってるのキャッチフレーズがネタ扱いされる日々に。どうしてこうなった・・・


とは言え流石 Intel 黙ってるはずもなく、起死回生の一手としてSunny Cove & Willow Coveアーキティクチャを拵え帰ってきました。(つまりポプテ状態)


ここで intel のモバイル向けCPUを第4世代から振り返ってみましょう。


世代製品コードネームアーキティクチャ製造プロセス発表日
第4世代HaswellHaswell22nm2013年6月3日
Haswell RefreshHaswell22nm2014年5月10日
第5世代BroadwellHaswell14nm2015年1月4日
第6世代SkylakeSkylake14nm2015年8月4日
第7世代Kaby LakeSkylake14nm+2016年8月30日
第8世代Coffee LakeSkylake14nm++2017年9月24日
Kaby Lake RefreshSkylake14nm++2017年8月21日
Amber LakeSkylake14nm+2017年8月21日
Whiskey LakeSkylake14nm++2018年8月28日
Cannon Lakeskylake10nm2018年5月16日?
第9世代Coffee Lake RefreshSkylake14nm++2018年10月8日
第10世代Ice LakeSunny Cove10nm2019年5月28日
第10世代comet lakeSkylake14nm+++2020年4月30日
第11世代Tiger LakeWillow Cove10nm SuperFin2020年5月1日

水色で太字の箇所 は同世代もしくは新世代で大きく変更された場合に付けてあります。


このように第4世代から始まった インテル チック・タック の崩壊は止まることを知らず、 第5世代 での 14nm 遅延と 第7世代 での 10nm 遅延、更に Cannon Lake 突然の発表と失敗 ( iGPUを無効化後に出荷したモデル i3-8121U )に続き、第9世代 を Coffee Refresh でカバー、続く 第10世代 では出荷当初から予想されていた 10nm プロセス の供給不足に対応すべく Comet Lake (14nm+++) を出し、これまでに様々な手段を用いてカバーしてきました。(チックタックプラス?なにそれ美味しいの?)

それも Cove アーキティクチャの登場により大きく変化しました。最新の Tiger Lake では過去最強の※シングルスレッド性能 を出し、この現状を打破できるかもしれません。

※(自社製モバイルCPU比)


果たして Cove アーキティクチャは intel の救世主となるのでしょうか?


今後の intel に期待です。


Alder Lakeではlakefieldで行われた Atom コアと Sunny Cove (スモールコア、ビックコア)の合わせ技で省電力と性能を両立させる設計をAlder Lake-S では全てのコアを使用しパワーを絞り出す設計にすることで HTT※  の代わりとして採用するのではないかと個人的には思っています。

 ※ HTT (Hyper-Threading Technology) 


リンク:Intel Core i3-8121U Processor


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